2016年06月19日

215 : K-Gie 『ゆらゆらWeekend / You Are My Breeze』

215回目のリリースは横浜のトラックメイカー・シンガーソングライター、K-Gieによる2曲入りEPです。
2曲とも波の音がサンプリングされており、海を連想させるこれから来る夏にぴったりなEPとなっています。
サウンド的にはヒップヒップやエレクトロニカ、ダブ、サーフミュージックといった音楽をベースにトラックが作りこまれていますが、どちらの曲もソウルフルなグルーブ感のあるボーカルで、芯のある『歌』を伝えてくれます。
特に2曲目"You Are My Breeze"での寄せては返す海岸の波打ちのような重厚なコーラスワークには圧倒されます。
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01.ゆらゆらWeekend




02.You Are My Breeze







zipファイル(16.3 MB) 全2曲(10分)



K-Gieのコメント
シンガー、ソングライター、トラックメイカーのK-Gie(ケイジー)です。
一音楽ファンとして「こんな曲が日本にあったらな」と自分が思う曲を作るよう心がけてきた結果、なかなか日本の音楽シーンで居場所が見つけられずにいましたが、今回こうして迷われレコード様に拾っていただき、とても感謝しています。
「ゆらゆらWeekend」も「You Are My Breeze」も自分の大好きな神奈川・湘南の海をイメージした曲です。これからの季節に良く合う楽曲になっていると思いますので、みなさんの日常を少しでも彩ることができたらとてもうれしいです。

https://twitter.com/voodoostudio
https://soundcloud.com/k-gie
https://www.youtube.com/user/dobonkg







この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示 - 継承 2.1 日本ライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/



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2016年06月05日

214 : onett 『大人になれば』

第214弾リリースは埼玉で活動を行っているシンガーソングライター、onettによる14曲入りのアルバムです。
映画のサウンドトラックのように物語性の高いアルバムとなっており、AORやオルタナティヴロックをベースとしながら、精巧に計算されしっかり作り込まれたサウンドアレンジと、独特な視点を持ったポップセンスが相性良くハマっています。
特に、アルバムのオープニングとして100点満点な疾走感のあるパンクな2曲目の"宇宙からの侵略者"や、
打ち込みのトラックで歌われるアーバンソウル風な7曲目"幸せかもしれない"、
タイトルトラックにもなっている突き抜けるようなストレートでポップな必殺チューンの11曲目"夜を探しに"、そしてその流れから続くミディアムバラードの12曲目"Good Night"等、名曲揃いな一作となっており、是非最初から最後まで全編通して聴くことをオススメします!

傑作揃いの過去の4作品は以下より試聴できます。
SOMERSAULT[KR-050]  (きいろれこーず)
天才オネットの世界[PSTnet-027] (ポジティヴレコーズ)
フェイク・リヴァーのざわめき、そしてまどろみの中で… (こわれものレコーズ)
オネットの冒険[KR-025]  (きいろれこーず)

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01.君は一人




02.宇宙からの侵略者




03.アパート




04.さよなら2015年




05.Rose Garden




06.真・夢に生きてる




07.幸せかもしれない




08.観覧車




09.7月2日




10.もったいない




11.夜を探しに




12.Good Night




13.ミニ・クーパーに乗って




14.Sweet Revenge






zipファイル(84.8 MB) 全14曲(61分)




onettのコメント
全国の迷われレコード・マニアの皆様、こんばんは。
オネットです。埼玉県からきました。一人で音楽つくってます。

最高傑作が完成しました。映画を撮った気分です。得も知れぬ精神世界のサーフィンを、真夜中のドライヴを、埋もれた情景のサルベージを、魅惑的なトリップを、そして新たな未開の地へのボヤージュを、しばしの間、皆様それぞれの心に映していただければ…とにもかくにもonettが描くアダルトな浪漫飛行をおそらく肉体的にも社会的にも大人であろう皆様に捧げます。ぜひ体感し、悶絶してくださいませ。


soundcloud https://soundcloud.com/onett2-1

夜を探しにMV(仮)










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2016年05月22日

213 : La Hot Bier Gang - LHBG EP

213個目のリリースはアルゼンチンの都市ロサリオで結成された6人組ポストロックバンド、La Hot Bier Gangによる10曲入りEPです。
このEPはジャケット画像や楽曲タイトルからも連想されるようにクンビアやオリエンタルスケールの要素が取り入れられた無国籍感満載の作品ですが、そういった一歩間違えばバラバラで散漫になってしまう扱いの難しい要素を、高いバンドの実力でしっかりと聴かせる一つのサウンドにまとめあげています。
特に4曲目"Primer Robot Latino"はクラウトロックやダブ、ラテン、フリージャズ、ポストロックといった要素が入り乱れる8分半の大作で、非常に聴き応えのある楽曲です。

5曲目以降はFaunaというデザイナーズスペースで演奏されたライブ録音で、アルゼンチンの音楽シーンの臨場感を体験できる貴重な音源となっています。
また単純に、La Hot Bier Gangという"バンドのライブ感"を楽しむことができる音源にもなっています。

迷われレコードで海外ミュージシャンの作品をリリースするのは、この作品が初めてです。
このリリースをきっかけに、アルゼンチンと日本の音楽シーンの交流が活性化することを願います。

Our 213th release is 10 songs EP by 6-piece post rock band called La Hot Bier Gang,formed in Rosalio,capital of Argentina.
As the artwork and song titles remind us this EP is a work of the feeling of statelessness loading elements of cumbia and the oriental scale,but they gathers it up for one that is so difficult to handle one false step and the sound had been loose.
In particular,track 4,"Primer Robot Latino" is the masterpiece in 8 and a half minutes,the elements like kraut-rock and Dub,Latin,free jazz,post-rock are mixed and combined.
After the 5th track,by live recording in designer space called Fauna,it is the valuable sample that you can experience a realism of the music scene of Argentina.In addition, it simply gives us a live feeling of La Hot Bier Gang and it's so much fun.
This is the first time that Mayoware record releases the work of overseas musician.I hope that the interchange of the music scene between Argentina and Japan become activated with this release as a starting point.

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1. Cumbia Melancolica



2. Dubai



3. La Soda del Egipcio



4. Primer Robot Latino



5. Si Lo sabe Cante (Live in Fauna)



6. Sweet Hop (Live in Fauna)



7. Dubai (Live in Fauna)



8. La Soda del Egipcio (Live in Fauna)



9. Baila que te Baila (Live in Fauna)



10. Primer Robot Latino (Live in Fauna)







zipファイル(140 MB) 全10曲(58分)



La Hot Bier Gangのコメント
La Hot Bier Gang formed by the end of 2014 during the hot summer season in Rosario, Argentina. The music of the band is a mixture of southamerican cumbia rhythms, arabic melodies and techno/IDM patterns that flow all along in a sonic brew of textures and evolving dancing landscapes emerging from constants impromptus like mantras. The begining of 2016 bring new music to gang expected to be release sometime in the year.

La Hot Bier Gangは2014年の終わり、アルゼンチンはロサリオの暑い夏の間に結成された。バンドの音楽性はマ ントラのように絶えることなく続く即興演奏から現れる、質感と進化し続けるダンスの風景との音の混交のなかではじめから緩やかになびいている、南米のクンビアのリズム、アラビア音階のメロディーとテクノ/IDMのパターンのミクスチャーだ。2016年の始まりは、今年新しい音楽がリリースされることを期待 している一団にそれをもたらすことになった。

Website: https://lhbg.bandcamp.com/releases

La Hot bier Gang:
Martin Cabezudo: Bass & vocals
Diego Campos: Drums & persussion
Estanislao Chamut: Percussion
Jorge Capriotti: Guitars
Maxi Falcone: Synth & vocals
Mauro Cuffaro: Guitars & vocals

Artwork by: Cecilia Troy






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https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.1/jp/




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2016年04月17日

212 : 剤電-Zie-とRAMOKOMAKINO 『쑥갓』

212番目のリリースはエレファントノイズカシマシのメンバーとしても活躍中のミュージシャン剤電-Zie-と、京都を拠点に音楽活動をおこなっている電子音楽家RAMOKOMAKINOによる3曲対3曲のスプリットEPです。
1〜3曲目は剤電-Zie-によるコントロール不能なノイズ色の濃い、強烈なトラックが並びます。
一方、4〜6曲目はRAMOKOMAKINOによる楽曲となっており、同じインダストリアルミュージックでもニューウェーヴ的なアプローチがされています。
剤電-Zie-パートを「動」とするならRAMOKOMAKINOが「静」となるような対照的なトラックが配置されており、
強すぎる実験精神がぶつかりまくった非常にユニークなスプリット作品で、双方の違いや似ているところを楽しむことができるEPです。

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01 剤電-Zie- - 1mmも面白くない



02 剤電-Zie- - DID 〜dead is dead〜



03 剤電-Zie- - Her bloody Valentine A bullet between the eyes…



04 RAMOKOMAKINO - スプリングエコー



05 RAMOKOMAKINO - アオイレビン



06 RAMOKOMAKINO - ルーフトップ・プールサイド(live)






zipファイル(34.2 MB) 全6曲(15分)




剤電-Zie-のコメント
「ゴミ焼却炉っぽい音を目指しました。相変わらずBMIが上がりません。」

https://zaiden.bandcamp.com


RAMOKOMAKINOのコメント
「マッチョイズム継承。波動拳は初夢だけの特権。悲しいことばかり考えていた頃の音楽など、イビザには遠いです。」

http://ramokomakino.tumblr.com
https://twitter.com/ramodying2







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2016年01月31日

211 : Blue Entreaty 『Magic EP』

211回目のリリースはトラックメイカーENNOによるソロユニット、Blue Entreatyの3曲入りEPです。
3曲ともインストゥルメンタル曲となっており、シューゲイザーやエレクトロニカ〜ポストロック、特にシューゲイザー要素の強いEPです。
音数はどちらかと言うと少なめで音色や展開もシンプルですが、ポップでどこかセンチメンタルなサウンドとこだわりを感じるギターの鳴り方が魅力的で、ある種のフェティシズムが詰まった作品集です。
どこかチープで人懐っこいリズムトラックとシンセとシューゲイザーギターとの相性が抜群で、特に3曲目"Happy Universe"はオススメの1曲です。

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01 Blue Magic



02 Hikarinonaka



03 Happy Universe





All track composed, arranged, mixed and mastered by ENNO.
Guitar, Programming : ENNO




zipファイル(16.6 MB) 全3曲(12分)




Blue Entreatyのコメント
初めまして。
Blue Entreatyというソロユニットで活動をしております、
ENNOと申します。
今回、迷われレコード様より3曲入りのEPをリリースしました。
幻想的な雰囲気が漂うインスト曲集になっています。
よろしくお願いします。

SoundCloud
https://soundcloud.com/enno_blue-e
Twitter
https://twitter.com/enno_blue_e






この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示 - 非営利 - 継承 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.1/jp/





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