2013年01月20日

95 : nemo asakura『dualism』

95個目のリリースはロックバンドBrasparts(MYWR-087)のメンバーでもあり、個人名義でも作品(MYWR-031MYWR-079)をリリースしているnemo asakuraによる初めての10曲入りフルアルバムです。
『Quit listening EP』に収録さていた名曲"every body rapes you everywhere"や"heaven's highway"も再収録されていることからも、
今作はこれまでのnemo asakuraの活動を総括するような内容となっており、
アルペジオを多用した丁寧なギタープレイを中心としたオルタナティヴロックなサウンドや、
ベルベットボイスとも形容される伸びのあるハイトーンボイスな英語詞のヴォーカルは勿論、
改めて優れたメロディーメーカーとしてのnemo asakuraの魅力を再確認することができます。
特に、ラスト3曲の"final letter"〜"the way to the place"〜" wedding bells"と続く畳み掛けるような
キラチューンの連発には心を奪われること必至です。
自身による充実したライナーノーツやアートワークも必見です。






01 no way back




02 nabla




03 rosario impale




04 heaven's highway




05 city




06 every body rapes you everywhere




07 premiere




08 final letter




09 the way to the place




10 wedding bells




zipファイル(74.5 MB) 全10曲(45分)

ミラーdownload(mediafire)


nemo asakuraのコメント
どうもnemoasakuraです。お久しぶりです。
今回は僕の1stアルバムの発表に伴いまして、僕と迷われレコードとの出会いについてお話しましょう。

アレはたしか2011年のことでした。僕がいつものようにインターネットに興じていると
僕のサウンドクラウドのアカウントに一通のメールが届いていたのです。

『自分が運営するネットレーベルから、作品を出しませんか?』

差し出し人は迷われレコード代表、山岡迷子(やまおかまいご)という人物でした。当時僕はサウンドクラウドでブラジル人と馴れ合いを楽しんだり、移転前の2chレーベルで馴れ合いを楽しんだり、vipのDTMスレで馴れ合いを楽しんだりしていた訳なんですが、ちゃんとしたネットレーベルから声がかかるのは、初めてのことでした。そもそもネットレーベル界隈の事情というものをよく知らなかった僕なので、差し出し人の山岡迷子という名前を一目みて、重大な勘違いを犯したのです。

「へ〜迷子(メイコ)ちゃんっていうんだ〜。可愛い名前だな〜」

そう、僕は山岡迷子という名前から、彼がすっかり女子であると勘違いしてしまったのです。
これはもう抱くしかないなと、二つ返事でOKし、自身の拙い楽曲郡から、これならメイコちゃんもイチコロだろうという楽曲を選りすぐって1stEP(the older ep)をこしらえました。
もうメイコちゃんは僕の中で、黒髪ロングのワンピースがよく似合う生徒会副会長の美少女でお嬢様、という所まで妄想は膨らみました。その後メイコちゃんのツイッターを拝見し、メイコちゃんが僕の敬愛するDurutti Column の話をしているのを見て

「へ〜これならDurutti Columnの話で盛り上がって、セックスまで持って行けるな〜ラッキー!」

などと思ったのでした。本当ならその時に気づくべきでした。
Durutti Columnなんか聴いてる人が、美少女なわけないじゃないか、と。
その後程なくして、彼が美少女ではなく、まさしく男であると発覚します。確かに、山岡氏がツイッターでJoy divisionの話をしている時にアレ?っとは思いました。黒髪ロングの美少女がそんなもん聴くのか、と。その時も僕は、いやいやまだ美少女の可能性が微レ存だと自分をごまかしたのですが、彼が同じくツイッターでいきなりアイドルマスターの話を始めたときに確信しました。

「このひと男だ。しかもオタクだ。ぼくはだまされたんだ」

しかしながら迷われレコードから出した1stEPはまあまあ評判もよく、2ndEP(quit listening EP)も良い反応を頂けたようなので、まあアルバムを出すなら迷われレコードしかないなと思い至りまして、今作の発表と相成りました次第でございます。

今作は自身の全てを注ぎ込んだ、nemoasakuraの最高傑作です。今の僕には、これ以上のアルバムは作れません。そんなことより神様、僕に妹をください。
とにかく死力を尽くしました。是非ご拝聴くださいますことを切に願っております。

世界中の人の耳には届かない音かもしれません。
しかし今、これを読んでいるあなたの心に届く音であると信じて。

nemoasakura: https://twitter.com/nemoasakura





この作品は、クリエイティブ・コモンズのAttribution-NonCommercial 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/




ラベル:nemo asakura
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2012年11月25日

87 : Braspats 『monkey libido EP』

87番目のリリースは迷われレコードから『Quit listening EP』(MYWR-079)や『the older ep』(MYWR-031)をリリースしているnemo asakuraとjackyからなるロックバンドBraspatsの初めてのEP。
USインディーやエモロックを通過したサウンドクオリティは高く、非常に活き活きとしています。
特に、バンドであることを最大限に活かしたnemo asakuraとjacky2人による流暢な英語詞ボーカルとギターのハーモニーは美麗でエモーショナルです。
nemo asakura節全開な爽やかな疾走感のある2曲目"every single harmony"と
jacky主導によるしっとりとしたバラード曲な4曲目"sleep tight"は今作のハイライト。

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01 Leaving





02 every single harmony




03 sketch for october




04 sleep tight




05 low





zipファイル(38.3 MB) 全5曲(24分)



Braspatsのコメント
どうもみんなの性奴隷、nemoasakuraです。

少し、昔の話をしようか。あれは僕が世田谷のとあるFラン大学で2回目の三年生を謳歌していた春のことである。

僕はその大学で軽音楽サークルに所属していたのであるが、そのサークルは例のアニメしかり、ほとんど楽器の練習などしている輩はおらず、そのころにはすっかりアニメ、漫画、特撮、ゲーム、ギャンブル同好会となっており、サークルメンバーはオタクかパチンカスかアル中しかいないという有様であった。

その年の新歓ライブも終わり、どれ新入生のツラでも見に行くかと、サークルに顔を出したのであったが、

その中に妙な一年生がいた。

そのいかにも童貞風のいでたちの男はベースアンプの前を陣取り、ノリノリでJoy Division のDisorderのベースラインを弾いていた。

彼の本名はちょっと思い出せないが、大正の文豪みたいな仰々しい名前であった為、名前負けしていてムカつくからと、彼のジャッキー・チェンのような顔立ちから『ジャッキー』とあだ名をつけた。

一般的には知られていないが、大学生にもなってJoy Divisionのベースを弾いてる野郎というのは、往々にして童貞である。そんな彼を一目見て僕はニヤリとしたのを今でも鮮明に覚えている。



「こいつはいいパシリになるにちがいない」



果たしてそれはその通りであった。腹がへったらマックポークを買いに行かせ、暇だと思えば一晩中アニメ鑑賞会につき合わせ、いやがる彼をメイド喫茶に連行し、メイドとチェキを撮らせたりした。

僕とジャッキーの関係は、彼が『合宿で女の布団に忍び込んだ』とかいうよくわからない罪でサークルを追われてからもなんとなく続き、彼がベースからギターに転向し、僕らが社会人になった今も続いている。



そんな僕とジャッキーとのプロジェクト、[braspats] GarageBandで曲のアイデアをやり取りしながら3ヶ月ほどで制作したEP、それが今作『monkey libido EP』である。



ジャッキーのせいで、普段の僕の楽曲に比べればエモパワー5割増といったところですが、結構な仕上がりだと自負していますので、どうぞ一聴の程、よろしくお願い申し上げます。



ご意見、ご感想はこちらまで

nemoasakura twitter https://twitter.com/nemoasakura

jackey twitter https://twitter.com/jackyydog



nemoasakuraでした。





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ラベル:Braspats
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2012年10月08日

84 : rosetown 『焦土V』

84個目のリリースは以前に発表した『焦土U』(MYWR-048)の評価が高かったロックバンド、rosetownによる作品集です。
『焦土V』と銘打たれた今作は前作と同様に全ての楽曲の曲名はナンバリングされているだけで、ノイジーでリヴァーヴの強くかかった音像と相まって、まるで地下室で作られたような謎なバンドの全容を想起させます。
打ち込みで作られたトライバルなリズムにトラックに、レゲエやオルタナティヴロック、インダストリアル、を飲み込んだジャンル不明なロックサウンド、そして何かを絞り出すかのような少しかすれた歌声はrosetownにしか作ることのできない独自の音楽へ昇華しています。
「未来へ、未来へ」と歌われる2曲目"焦土27"は感動的な名曲です。
youtubeにアップされている自主制作のPVも素晴らしい映像になっています。

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1.焦土32




2.焦土27




3.焦土20




4.焦土28




5.焦土30




6.焦土14




7.焦土33




8.焦土26






zipファイル(34.5 MB) 全8曲(30分)



rosetownのコメント
rosetown在住。

↓↓↓

ホームページ:http://rosetownrosetown.web.fc2.com/index.html
YouTube:http://www.youtube.com/user/rosetownrosetown?feature=mhee






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ラベル:rosetown
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2012年08月25日

79 : nemo asakura 『Quit listening EP』

79個目のリリースは前作『the older ep』(MYWR-031)が各所で高い評価受けたnemo asakuraによる4曲入りの新作EPです。
しっかりと立体感と質量感のある高い演奏力とメロディーセンス、そしてなによりも流暢な英語で歌われる美麗な歌声は今作でも顕在で、4曲とも隙のない驚くべきクオリティに仕上がっています。
特に、印象的なストリングスアレンジが美しいメロディーラインを更に際立たせている1曲目"everybody rapes you everywhere"や
nemo asakuraの高い演奏力と楽曲構成力を堪能することができるポストロック色の強い3曲目"Don't stand by me"は秀逸です。

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01 everybody rapes you everywhere




02 heaven's highway




03 Don't stand by me




04 humanrace





zipファイル(22.3 MB) 全4曲(14分)


nemo asakuraのコメント
まずこのジャケ写の靴ですがこれはアルフレッドバニスターです(ドヤッ)
バックジップになってて脱ぎ履きしやすいんですよ。え?曲?ま、それよりも
ジャケ写の靴ですがこれ2万のをセールで1万5千で買っ…え?曲?曲は今
どうでもいいです。で、この靴ですが渋谷で買ったんですけど店員が…あ?曲?

曲 は ど う で も い い っ て 言 っ て ん だ ろ !

どうもnemoasakuraです。
4曲入りのEPなんでサラっと暇な時にでも聴いてみてください。
今回はgaragebandで作りました。精一杯良いサウンドに仕上げた筈です。

ご意見、ご感想等はこちらまで
https://twitter.com/nemoasakura

一応soundcloudやってます
http://soundcloud.com/nemoasakura

nemoasakuraでした。






この作品は、クリエイティブ・コモンズのAttribution-NonCommercial 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/






ラベル:nemo asakura
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2012年08月12日

78 : Elfs in Bloom『Girl,Boy and the Resistance』

78個目のリリースはElfs in Bloomによる10曲入りの作品集です。
今作はオルタナティヴロック〜シューゲイザーを主軸としたアルバムとなっており、
アイディアとリスペクトに溢れたギターサウンドは非常に巧みです。
また、宅録で組み立てられたノイジーでメロディアスな楽曲群は生々しく、
まさにオルタナティヴかくあるべき音楽となっています。
3曲目"I see"でのディストーションの効いたタイムレスメロディーな浮遊感は絶妙です。

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01 Girl divided the world




02 A Slop




03 I see




04 プール




05 屋上




06 New Rebellion




07 風




08 Sediment of Youth




09 Fxxk the world




10 Girl,Boy and the Resistance






zipファイル(60.6 MB) 全10曲(29分)


Elfs in Bloomのコメント
北海道発の宅録ユニット、Elfs in Bloomです。
今年5月にネットレーベル・Canata Recordsさんから出させていただきました(CNT-015 )が、
本作は、それと同様にオルタナ〜ローファイ、シューゲイザー、
そしていくつかの美少女ゲームに影響を受けながら、
更にラフな(つまり雑な)音像になっています。
また、インストも多めで、自分で作っててよくわからん謎のアルバムになってしまいましたが、
興味を持たれた方はぜひ聴いてみてくださいませ。





この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/





ラベル:Elfs in Bloom
posted by 山岡迷子 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | rock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする