122個目のリリースは東京で活動を行っているロックバンド、HASHITANIZEの6入りミニアルバム『LIFE IS SALADBOWL』です。 今作は実験的なニューウェーヴ色の強いミニアルバムになっており、民族音楽やファンクも飲み込んだ演奏は肉体的で非常に臨場感があります。 また"都市生活者の哲学"的な歌詞も特徴的で楽曲を構成する重要なピースとなっています。 表題曲となっている3曲目"LIFE IN SALADBOWL"はワンコードでグイグイと引っ張る鋭いギターカッティングが格好良いパンク曲で、民族音楽を思わせるトライバルなパーカッションのアレンジも印象的です。 その他にも、皮肉と矛盾を抱えて歌われる捻くれシンセパンクの4曲目"SENSELESS"や、 美しいシンセサイザーのアルペジオと、優しくうねる重たいベースラインに乗せてソウフルフルに歌い上げられる讃歌"LIFE IS BEAUTYFUL"など、アクの強い楽曲が6曲揃った完成度の高い作品です。
前作で収録されていた"sketch for october"の続編(?)となる"sketch for august"はジャズやポストパンクを基調としたインスト曲で、歌う様にメロディカルに奏でられるギターの演奏が今作品のアクセントとなっています。 6曲目"Leaving"と8曲目"sleep tight"は昨年11月に発表されたEP『monkey libido EP』(MYWR-087)からの再収録。 このアルバムのリリースのために撮影されたという本人出演のBraspatsTVにも注目です!!