2014年09月14日

166 : themarked15years 『peRETROpastivity+lemon』

166回目のリリースは兵庫県で活動を行っている、マスロックやエモ、ポストロックの影響を感じさせる三人組のロックバンド、themarked15yearsによる3曲入りシングルです。
1曲目"peRETROpastivity"は金属的な鋭利なギターサウンドとテンション高く暴れまわるドラムが特徴的なマスロック曲で、ヒリヒリとした切れ味の鋭いバンドサウンドを聴くことができます。
2曲目"lemon"は対照的にポストロックの要素が強いミディアムテンポなロック曲で、ベースラインが耳に心地よくはい回って自己主張しながらも、変則的なリズム・展開を見せる楽曲を支えています。
ボーナストラックとして収録された3曲目"re:swallowing the earth"は、感情を爆発させたエモーショナルなマスロック曲で、叫ぶように歌われるボーカルが聴く人の胸に突き刺さります。
メンバーの一人はポストロックバンド"cananga node"にも参加しており、同じく迷われレコードからリリースされたEPにも注目です。

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1. peRETROpastivity




2. lemon




3(bonus track). re:swallowing the earth






zipファイル(20.2 MB) 全3曲(15分)



themarked15yearsのコメント
はじめまして。主に兵庫で不定期に活動しておりますthemarked15yearsと申します。
この度、epをリリースさせていただき心より感謝いたします。
迷われレコードさま、これまでぼくたちに関わってくださった皆さま、ほんとうにありがとうございます!

この音源は2012年の3月、及び11月にレコーディングしたものです。
ぼくたちの当時のテンションが十分に伝わる仕上がりとなっております。
グランジを愛したかつての青年たちが、ポストロックやエレクトロニカ、ハードコアからJポップまでさまざまな音楽に浮気をし、結局今でもグランジを愛し続けていたらこんな音楽ができあがりました。

是非、ぼくたちの音を味わってみて下さい。
15年もののウイスキーのような「クセ」に酔いしれて頂けたなら…こんなにうれしいことはありません。

https://soundcloud.com/hiddenownme-sheenjoe









この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示−非営利−継承 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.1/jp/







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2014年09月06日

165 : ねじ 『ひだまり』

165個目のリリースはねじによる4曲入りミニアルバムです。
前作『スケッチブック』(MYWR-096)以来となる本作はオルタナティブロックへの愛情が溢れていますが、前作よりも格段に楽曲のクオリティが上がった充実した内容になっています。
爽快感のある轟音ギターと何重にも重ねられたコーラスワークが小気味好く疾走していくタイトルトラック"ひだまり"や、
ニューヨーク三部作期のソニックユースを連想させる実験的なギターロック曲"まだうつつ"、
ギターサウンドの表情をころころと変化させていく浮遊感のあるシューゲイザー曲"逃避行"(アウトロのギターソロがっこいい!)、
ダークでサイケデリックがサウンドがアルバム中最長の11分という時間の中で展開されていく大作"灰色"と、
それぞれに表情の違う4曲が収録された30分を超える傑作アルバムです!

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1.ひだまり




2.まだうつつ




3.逃避行




4.灰色






zipファイル(47.7 MB) 全4曲(31分)



ねじのコメント
ジャケットに使いたいと思った絵が知り合いの作品だったので良かったです。
よろしくお願い致します。

twitter:https://twitter.com/nejirechatta








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2014年08月17日

162 : cananga node "archimedes e.p."

162回目のリリースは大阪で活動を行う4人組のポストロックバンド、cananga nodeによる4曲入りEPです。
バンドアンサンブルが非常に丁寧で、展開構成がよく練られた作品となっています。
轟音の隙間に聞こえてくる柔らかい男女混成のボーカル、低音がかなり強めに強調された太いベース、ディレイやディストーションが多用されるギターラインの重なり、硬く乾いた音を中心に組み合わされるドラムセット、それぞれの楽器が重要な歯車となって噛み合って1曲1曲を作り上げています。
特に表題曲の3曲目"archimedes"はウッドベースとエレピが使用されていることもあり、その憂いを帯びた叙情的なメロディーがいかんなく発揮された大作です。コントラストとなるように鋭く刻まれるギターのサウンドが楽曲に一層の立体感を与えており、後半に突如がらっとかわる曲の表情は注目すべきポイントです。

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1. enjitsuten




2. sheen




3. archimedes




4. lull






zipファイル(21.7 MB) 全4曲(21分)




cananga nodeのコメント
大阪で活動している、cananga nodeというバンドです。このたび迷われレコード様より作品をリリースしていただけること、大変感謝いたします。
広がる景色や私たちの心の動き、そのひとつずつすべてが異なる「音」だと思っています。その「音」がいろいろな物語を作って、毎日は続いて行くのかなと。canangaの曲には、ひとつずつ物語があります。聴いて下さる皆さんの前に、景色が見えたらいいなと思っています。そしてそれが、私たちと同じだったら、最高です。

ホームページ:http://www.cananganode.com/









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2014年06月22日

155 : Bellefleur『midnight parade』

155個目のリリースはアーティストグループ、Bellefleurによる初めての作品です。
今作はnemoasakuraが主催するクリエイターズサイト、heaven's show caseから生まれた企画作品第二弾で、Bellefleurはそこに集った、企画・サウンドプロデュースのnemoasakura、ボーカリストの結川ユイ、ストーリーテーラーのなみか、イラストレーターの神山高志の4人からなるユニットです。
今作の表題『midnight parade』は、nemoasakuraの盟友で、BraspatsのメンバーでもあるJacky Penguin Dogによるソロプロジェクト、レインコートクラブの名曲"Midnight Parade"を大幅にアレンジを加えてカバーされた楽曲となっており、是非原曲と聴き比べて欲しいと思います。
また、今作は楽曲だけではなく、アートワークや朗読が一体となった総合作品となっており、音楽の新たな表現方法を提示する意欲作となっています。

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1 midnight parade intro




2 midnight parade




3 midinight parade outro





zipファイル(12.9 MB) 全3曲(10分)


nemoasakuraのコメント
「ア、アイエエエエエ…」

悶絶
来年30歳になるnemoasakuraは悶絶していた。
ハズカシイ!
自作の物語を女の子に読んでもらうのがこんなに恥ずかしいとは思わなかった。
これはネモアサクラ=サンのケジメ案件では?
どうしてこんなことになったのか?
それはジャッキーの書いた曲の世界観をもっと広げられんかと思案していたところに
なみかさんからheaven's show caseに1通のメールが届いたことから始まる。

「私は朗読が出来ます」

その瞬間閃いてしまったんだ…
『じゃあ、ポエムコアのパクリでもやっか』
と…

結果俺の書いた中二病全開のお話は、朗読のなみかさん、ボーカル結川ユイさん、イラストの神山さん達の素晴らしい仕事によって最高の作品に仕上がった。

今回のプロジェクト
bellefleur(ベルフルール)は『美しい花』という意味です。

美しい花々の輝きを受けて深夜の行進が始まる。

ミッドナイト・パレード
どうか貴方の心に響きますように。

nemoasakura


公式サイト:http://nemoasakura.wix.com/nemoasakura

nemoasakura (sound) https://twitter.com/nemoasakura
結川ユイ(vocal) https://twitter.com/HlYORlKO
なみか(story teller) https://twitter.com/Namikan1203
神山高志(Artwork) https://twitter.com/dororo_nozui







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2014年05月16日

151 : Braspats『Girls Rocks』

151番目のリリースはnemo asakuraとjacky penguin dogからなる2人組ロックバンド、Braspatsによる『Girls would love us with these chords』(MYWR-120)以来となる4曲入り作品集です。
今作はHIYORIKOとenraという二人の女性ボーカリストをゲストに迎えて制作されており、サウンド面・詩作面ともに新たなBraspatsの一面をのぞかせる意欲作となっています。
HIYORIKOの歌唱で聴くことのできる"スロウダイブ"はキュートでセンチメンタルなガールロック曲となっており、広く多くの人にアピールできる完成度の高さを見せてくれます。
"愛を伝える言葉"はenraによる透明感のあるハイトーンボイスが映える1曲で、ミニアルバムのラストを飾るに相応しい激情的なシューゲイザー曲となっています。
なお、今作はnemo asakuraが立ち上げたheaven’s show caseというサイトから生まれた企画作品であり、今後も続々と新たな企画が発表される予定です。
また、ジャッキーのソロユニット、レインコートクラブや、nemoasakuraの個人名義でのこれからの活動にも注目です。

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1 3秒ルール




2 スロウダイヴ




3 東京から




4 愛を伝える言葉





zipファイル(41.8 MB) 全4曲(21分)


nemoasakuraのコメント
いやほんと申し訳ないけどね

楽しかったよ

えへ、えへ、えへへへへへ


公式サイト:http://nemoasakura.wix.com/nemoasakura









この作品は、クリエイティブ・コモンズのAttribution-NonCommercial 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/






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