これまで『Shigella』(MYWR-188)や『KASOU TAPE』(MYWR-150)など、鋭利で挑戦的なサウンドによる実験的な作品が多かったMISOGIRLですが、今作では5曲目に収録されたJoy Divisionの"Love Will Tear Us Apart"のカバーに象徴されるようにニューウェーヴ的な要素がこれまで以上に強調された、電子音楽 + ポストパンクな作品となっています。また全曲でヴォーカルトラックが入っており、イアンカーティスを彷彿とさせるような呪術的な歌声を聴くことができます。
注目は無機質なロボットボイスとローテンションな低いキーのボーカルとのやり取りが癖になる3曲目"Sex Symbol"や、前作までの流れと今作を繋ぐようなノイズフィルターサウンドが特徴的な4曲目"BUZZ"。
また、なんといっても原曲の根底に流れる雰囲気は残しつつも、現代の電子音楽としての、そしてMISOGIRLのサウンドとしてのアレンジを施した"Love Will Tear Us Apart"のカバーが素晴らしい。
zipファイル(36.5 MB) 全5曲(16分)
MISOGIRLのコメント
終了、そして出発。確定したと信じていてもその脆さに驚くことになる。
これまでとある作法に乗っ取り敢えて劣悪音質で音源をリリースしていたが、それをやめた。タイミングが存在していた。
ポストパンク的アプローチで5曲録音致しました。
ギグでのレギュラーソング多数。攻撃力随一。
ニューウェイヴファンへ。
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