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2015年01月11日
2014年02月15日
141 : V.A.『私の歌詞に曲つけて!』
141回目のリリースは4組のアーティストが参加する企画コンピレーション作品です。
今回の企画は、毎週不定期で放送中のネットラジオ『ほむらんずの楽しいおしゃべり』から生まれた企画で、
ほむらんずのはぐれ牛鳥が書き下ろした『月への階段』という歌詞に対して曲を募って集まった4つの楽曲をまとめたコンピレーションとなっています。
歌われる歌詞は4曲とも同じものですが、ローファイな3拍子曲や、どこまでも美しくエモーショナルなギターロック曲、静かに激しく展開していくポストロック曲、ピアノを基調としたポップスバラード曲と、
個性の強い4組のアーティストに解釈された4通りの異なる楽曲を楽しむことができます。
zipファイル(31.7 MB) 全4曲(20分)
はぐれ牛鳥(ほむらんず)のコメント
どうも、こんばんは。ウシドリと申します。
ところで、私の所属するユニット”ほむらんず”が毎週不定期に放送しているインターネットラジオ「楽しいお喋り」の中で、不意にこんな疑問が生まれました。
「一つの歌詞に複数人が別々のメロディをつけたらどうなるだろう?」
さて、どうでしょう? いえ、そんなに真剣にならなくて結構。これは至上課題というほどのものじゃありません。
「かかとを脇につければどんな感触なのだろう?」 ふとした時に思いつく、これぐらい素朴な疑問なのです。
人間というのは生きていると様々な疑問に出会いますね。
「人はどこから来てどこへ行くのだろう」「なぜ世界は平和にならないのだろう」「どうして人は人を愛するのだろう」
本当に様々。
ですが、実際のところ、そのほとんどは取るに足りないどうでも良いものばかり。
「銀行の前でゴリラのモノマネを三十分続ければどうなるのか」「鯖をコーラで煮込んだらどうなるのか」「なんでや! 阪神関係ないやろ!」
きっと貴方はこう思うはずです。
「馬鹿げてる! そんなのわかりきったことじゃないか!」
もちろんそうですよね。そうですとも。
……でも。
本当にそうでしょうか? やってみたのですか? ではなぜわかるのですか?
例えば貴方が夕食の用意をするために商店街を歩いているとします。ふと横を向くと、建物の間に細い小道が伸びています。
通りますか? まさか、そんなことはないでしょう。どうせなにもない。そう考えて先を急ぐでしょう。
それは、きっと正解なのです。次の日も、一年後も、死ぬまで、貴方は”きっと正解”を選び続けるのです。
おっと、これは失礼いたしました。決して貴方を非難しているわけではありません。
……でも。
……しかし。
もしかするとですよ……?
ここで本題に戻りましょう。
「一つの歌詞に複数人が別々のメロディをつけたらどうなると思いますか?」
我々はこの問いを形にするため、実際に歌詞を用意して曲を募集しました。
答えてくれたのはkangaroo girls、nemo asakura、depthqueuing、Caro kissaといった四組の探求者たちです。
集まった四曲はまさに、同じ歌詞を元に作成されています。
つまり、今。貴方の前に四つの小道が伸びています。
もちろん”きっと正解”を選んで頂いても結構。当方少しもお恨み致しません。
ですが、一曲四分ちょっとの散歩道。すこしぐらい遠回りをしたって……、かまわないでしょう?
■参加アーティスト一覧
kangaroo girls
http://yamaokamaigo.seesaa.net/
nemo asakura
http://nemoasakura.wix.com/nemoasakura
depthqueuing
https://soundcloud.com/depth9ing
Caro kissa
http://www.carokissa.com/
■「ほむらんずの楽しいおしゃべり」
放送用掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/computer/32410/
過去放送置き場
http://mayoware.seesaa.net/article/366351734.html
ほむらんずtwitter
https://twitter.com/homuranz
この作品は、クリエイティブ・コモンズのAttribution 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/
今回の企画は、毎週不定期で放送中のネットラジオ『ほむらんずの楽しいおしゃべり』から生まれた企画で、
ほむらんずのはぐれ牛鳥が書き下ろした『月への階段』という歌詞に対して曲を募って集まった4つの楽曲をまとめたコンピレーションとなっています。
歌われる歌詞は4曲とも同じものですが、ローファイな3拍子曲や、どこまでも美しくエモーショナルなギターロック曲、静かに激しく展開していくポストロック曲、ピアノを基調としたポップスバラード曲と、
個性の強い4組のアーティストに解釈された4通りの異なる楽曲を楽しむことができます。
zipファイル(31.7 MB) 全4曲(20分)
はぐれ牛鳥(ほむらんず)のコメント
どうも、こんばんは。ウシドリと申します。
ところで、私の所属するユニット”ほむらんず”が毎週不定期に放送しているインターネットラジオ「楽しいお喋り」の中で、不意にこんな疑問が生まれました。
「一つの歌詞に複数人が別々のメロディをつけたらどうなるだろう?」
さて、どうでしょう? いえ、そんなに真剣にならなくて結構。これは至上課題というほどのものじゃありません。
「かかとを脇につければどんな感触なのだろう?」 ふとした時に思いつく、これぐらい素朴な疑問なのです。
人間というのは生きていると様々な疑問に出会いますね。
「人はどこから来てどこへ行くのだろう」「なぜ世界は平和にならないのだろう」「どうして人は人を愛するのだろう」
本当に様々。
ですが、実際のところ、そのほとんどは取るに足りないどうでも良いものばかり。
「銀行の前でゴリラのモノマネを三十分続ければどうなるのか」「鯖をコーラで煮込んだらどうなるのか」「なんでや! 阪神関係ないやろ!」
きっと貴方はこう思うはずです。
「馬鹿げてる! そんなのわかりきったことじゃないか!」
もちろんそうですよね。そうですとも。
……でも。
本当にそうでしょうか? やってみたのですか? ではなぜわかるのですか?
例えば貴方が夕食の用意をするために商店街を歩いているとします。ふと横を向くと、建物の間に細い小道が伸びています。
通りますか? まさか、そんなことはないでしょう。どうせなにもない。そう考えて先を急ぐでしょう。
それは、きっと正解なのです。次の日も、一年後も、死ぬまで、貴方は”きっと正解”を選び続けるのです。
おっと、これは失礼いたしました。決して貴方を非難しているわけではありません。
……でも。
……しかし。
もしかするとですよ……?
ここで本題に戻りましょう。
「一つの歌詞に複数人が別々のメロディをつけたらどうなると思いますか?」
我々はこの問いを形にするため、実際に歌詞を用意して曲を募集しました。
答えてくれたのはkangaroo girls、nemo asakura、depthqueuing、Caro kissaといった四組の探求者たちです。
集まった四曲はまさに、同じ歌詞を元に作成されています。
つまり、今。貴方の前に四つの小道が伸びています。
もちろん”きっと正解”を選んで頂いても結構。当方少しもお恨み致しません。
ですが、一曲四分ちょっとの散歩道。すこしぐらい遠回りをしたって……、かまわないでしょう?
■参加アーティスト一覧
kangaroo girls
http://yamaokamaigo.seesaa.net/
nemo asakura
http://nemoasakura.wix.com/nemoasakura
depthqueuing
https://soundcloud.com/depth9ing
Caro kissa
http://www.carokissa.com/
■「ほむらんずの楽しいおしゃべり」
放送用掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/computer/32410/
過去放送置き場
http://mayoware.seesaa.net/article/366351734.html
ほむらんずtwitter
https://twitter.com/homuranz
この作品は、クリエイティブ・コモンズのAttribution 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/
2013年11月30日
135 : 架空コンピ (fictional-compilation)
135個目のリリースは音楽レビューサイト、kikigatariによって企画されたコンピレーションアルバム『架空コンピ (fictional-compilation)』です。
このコンピレーションは、サイトで架空の4つの楽曲についてのレビュー文章を先に公開し、そのレビューの元となる楽曲を後から募集するというユニークな形式をとっています。
元となった楽曲の説明については、先に公開済みのkikigatariのレビューページをご覧いただき、4つの楽曲と聴き比べてお楽しみください。
2013年となり、音楽レビューサイトとミュージシャン、デザイナー、レーベル、イラストレーター、そしてリスナーと色々な矢印が音楽を中心として双方向に伸びて届く時代となりました。
『架空コンピ (fictional-compilation)』はそんな現代の音楽の可能性を広げてくれる1つのアイディアです。
この矢印がどのように伸びていき、またどのように面白い世界を見せてくれるのか注目です。
今回の企画は他のレーベルからもリリースが予定されており、それぞれの楽曲を聴き比べるとまた新たな発見があります。
【OMOIDE-18】架空コンピ (fictional-compilation) / OMOIDE LABEL
架空コンピ (fictional-compilation) / CORECO Records
[CMLP-013] 架空コンピ(FICTIONAL-COMPILATION) / CALMLAMP
架空コンピ (fictional-compilation) / 意味分からんレーベル
[YZML-07]架空コンピ(fictional-compilation) / ゆざめレーベル
zipファイル(55.8 MB) 全4曲(17分)
kikigatariによるレビュー
http://kikigatari.tumblr.com/post/60749452090/review-fictional-compilation
Link
kikigatari : http://kikigatari.tumblr.com/
Caro kissa : http://www.carokissa.com
神尾けい : http://chaosness.blog74.fc2.com
Miche : https://soundcloud.com/miche-3
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下に提供されています。
このコンピレーションは、サイトで架空の4つの楽曲についてのレビュー文章を先に公開し、そのレビューの元となる楽曲を後から募集するというユニークな形式をとっています。
元となった楽曲の説明については、先に公開済みのkikigatariのレビューページをご覧いただき、4つの楽曲と聴き比べてお楽しみください。
2013年となり、音楽レビューサイトとミュージシャン、デザイナー、レーベル、イラストレーター、そしてリスナーと色々な矢印が音楽を中心として双方向に伸びて届く時代となりました。
『架空コンピ (fictional-compilation)』はそんな現代の音楽の可能性を広げてくれる1つのアイディアです。
この矢印がどのように伸びていき、またどのように面白い世界を見せてくれるのか注目です。
今回の企画は他のレーベルからもリリースが予定されており、それぞれの楽曲を聴き比べるとまた新たな発見があります。
【OMOIDE-18】架空コンピ (fictional-compilation) / OMOIDE LABEL
架空コンピ (fictional-compilation) / CORECO Records
[CMLP-013] 架空コンピ(FICTIONAL-COMPILATION) / CALMLAMP
架空コンピ (fictional-compilation) / 意味分からんレーベル
[YZML-07]架空コンピ(fictional-compilation) / ゆざめレーベル
zipファイル(55.8 MB) 全4曲(17分)
kikigatariによるレビュー
http://kikigatari.tumblr.com/post/60749452090/review-fictional-compilation
Link
kikigatari : http://kikigatari.tumblr.com/
Caro kissa : http://www.carokissa.com
神尾けい : http://chaosness.blog74.fc2.com
Miche : https://soundcloud.com/miche-3
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下に提供されています。
2013年03月03日
100 : 迷われレコードCompilation 2 『これまで(MYWR-001〜100)』
100個目のリリースは迷われレコード2回目のコンピーレション『これまで(MYWR-001〜100)』です。
今作は100作品目のリリースを記念して、今まで迷われレコードからリリースされた
99個の作品の楽曲を順番に10作品ずつ並べて繋げたリミックスコンピとなっています。
サイトURL:http://sovyetskiybrezhnev.blogspot.com
リリース作品:MYWR-052
サイトURL:http://www.imanone.net/
リリース作品:MYWR-044、MYWR-061
リリース作品:MYWR-054、MYWR-076
サイトURL:https://twitter.com/DubbParade
https://soundcloud.com/dubb-parade
リリース作品:MYWR-037、MYWR-042、MYWR-065
サイトURL:https://twitter.com/yellowlabel
リリース作品:MYWR-020、MYWR-026、MYWR-041
サイトURL:http://flavors.me/water_and_virus
https://twitter.com/#!/waterandvirus
リリース作品:MYWR-050、MYWR-069、MYWR-094
サイトURL:http://soundcloud.com/yzox
リリース作品:MYWR-067、MYWR-082
サイトURL:http://ameblo.jp/1969altar/
リリース作品:MYWR-028
サイトURL:http://www.myspace.com/1005211705
https://twitter.com/mokomokosunday
http://www.facebook.com/#!/pages/KISS-THE-BURNER/264982100289799
リリース作品:MYWR-089
リリース作品:MYWR-002、MYWR-010、MYWR-011、MYWR-025
zipファイル(138 MB) 全10曲(1時間41分)
■迷われレコード100作目のコンピのライナーノーツっぽい何か
written by 599(Hand Craft records主宰)
この度、レーベル主催の山岡迷子氏が、
「アイマスのアイドルをprprするのに忙しくてライナーノーツを書く時間がない。」
と、twitterでボヤいていたので同じくアイドルをprprしつつも多少の時間がある私が筆を取ることにいたしました。
できることなら各リリースや各楽曲のリミキサーに触れて、それこそ各リリースの聴きどころやリミックスのアプローチの違い等とも絡めて語っていくべきでしょうが残念ながらそれをするだけの時間やスペースはないので、もっと俯瞰した―――レーベル全体について語ってみたいと思います。
まず、今回の記念すべき100作目のリリースとなるこのミックス企画は非常に粋なことをしたな、と思いました。
少なくともこれほどまでにこのレーベルの持つ自由さと多彩なアーティストの妙を伝えられる作品は、それこそ過去の全リリースのアーティストを集めたコンピでもやらなければ難しいのではないかと。
しかし、コンピは一度やってしまっていますし、必ずしも全員集まれる訳ではないということを考慮すると、これがベストな作品と言い切ってしまって良いでしょう。
少なくとも今回のミックスを聞いていても、ロックからアンビエントからアコースティックな歌モノにノイズミュージックやエレクトロニカ等の実験音楽とジャンルはバラバラでレーベル全体の雰囲気を伝えるには誰一人欠けることなく作品に参加する必要があったように見受けられます。
例えば、特定のジャンル等に特化したレーベルであれば、ある程度核となるアーティストが参加することでそのレーベルの色を伝えることは可能でしょう。
ですが、迷われレコードは例えばヘヴィメタルだろうと、ドローンだろうと、トランスだろうと(おそらく)リリースしてしまう訳ですから、レーベルの色を伝えるにはもう、全アーティストが参加できなければ意味がないのですね。
今回のミックス、リリース順に10作品毎の楽曲を繋げたものとなっていますが、こうやって俯瞰して見てみると特に初期はインディーロック的な宅録サウンドが多く感じますが、これは迷子氏の言葉を借りるなら"心が折れそう"になりながら多数の名義を使い分けレーベルという体裁を繕っていたためです。
ただ、その中でもエレクトロニカや前衛音楽への呼び水となっているユウタイサンセットやyuramekiストローク等、その後レーベルが歩む音楽性の広さが垣間見える点は非常に面白い点だと思います。
無論、ロック系の楽曲でも比較的簡素なサウンドの緑色少女やシューゲイザーなkangaroo girls等、インディーロックという言葉に集約されそうではあるがこちらも多彩なアプローチを行っていることも見逃せない所です。
そうやって、迷子氏が多数の名義を使いあらゆる音楽をリリースしたことで集まったアーティストはその音楽ジャンルだけを見れば共通性の欠片もないラインナップですが、レーベルメイト同士で普通に交流してしまっているというなんとも特異なレーベルになっています。
最近、おそらくtwitterで見かけた意見ですが"ネットレーベルという言葉で一括りにしても良いものか(確かこのような内容だったかと思います)"―――確かにその意見には賛成できない訳ではないですが、あるシーンが一番面白いのは分類しきれずに水も油も玉も石もあらゆるものを強引に一つに纏めた状態なのではないかと思います。
なんでもあるということはシーンの全容が見えないということ、毎日の様にイレギュラーなものが登場してくる余地があるということな訳ですから、それは非常に新鮮でワクワクできるものです。
そしてそれは、まさに実験音楽が出てきたと思ったらポップな歌モノが出てくる様な迷われレコードはその面白さを体現した存在とも言えるでしょう。
そんなジャンルを軽々と飛び越えて交流するアーティストが日夜新しいものを作り出しています。
また、それをすぐ傍から見ていられるのはとても面白い体験です。
今回のアルバムには、(特に迷われレコードに触れたことがない方にとっては)次々と出てくる新しい出会いに満ち溢れています。
それでいて、その全てが迷われレコードという言葉で一つに括ることもできるという二面性を持っている、愉快で楽しい音楽達です。
少なくともこの作品を聴いて、今後リリースする作品も多彩なジャンルでありながら決して違和感を感じない、『迷われレコード』というジャンルの音楽なのだろうな、と思います。
最後に、この作品を聴いて迷われレコードはもちろんですがそこから作品をリリースするアーティスト達に興味を持って頂けることを祈りつつ、筆を置かせていただきます。
一リスナー、一レーベルメイト、そして一ネットレーベル主催として、山岡迷子氏に尊敬の念を込めて。
599(アイマスだと律ちゃんがかわいいと思います)
■100作目のリリースを迎えて
これまでとこれからの皆様の音楽への愛に感謝を込めて。
迷われレコード主宰 山岡迷子
この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本ライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/2.1/jp/
今作は100作品目のリリースを記念して、今まで迷われレコードからリリースされた
99個の作品の楽曲を順番に10作品ずつ並べて繋げたリミックスコンピとなっています。
サイトURL:http://sovyetskiybrezhnev.blogspot.com
リリース作品:MYWR-052
サイトURL:http://www.imanone.net/
リリース作品:MYWR-044、MYWR-061
リリース作品:MYWR-054、MYWR-076
サイトURL:https://twitter.com/DubbParade
https://soundcloud.com/dubb-parade
リリース作品:MYWR-037、MYWR-042、MYWR-065
サイトURL:https://twitter.com/yellowlabel
リリース作品:MYWR-020、MYWR-026、MYWR-041
サイトURL:http://flavors.me/water_and_virus
https://twitter.com/#!/waterandvirus
リリース作品:MYWR-050、MYWR-069、MYWR-094
サイトURL:http://soundcloud.com/yzox
リリース作品:MYWR-067、MYWR-082
サイトURL:http://ameblo.jp/1969altar/
リリース作品:MYWR-028
サイトURL:http://www.myspace.com/1005211705
https://twitter.com/mokomokosunday
http://www.facebook.com/#!/pages/KISS-THE-BURNER/264982100289799
リリース作品:MYWR-089
リリース作品:MYWR-002、MYWR-010、MYWR-011、MYWR-025
zipファイル(138 MB) 全10曲(1時間41分)
■迷われレコード100作目のコンピのライナーノーツっぽい何か
written by 599(Hand Craft records主宰)
この度、レーベル主催の山岡迷子氏が、
「アイマスのアイドルをprprするのに忙しくてライナーノーツを書く時間がない。」
と、twitterでボヤいていたので同じくアイドルをprprしつつも多少の時間がある私が筆を取ることにいたしました。
できることなら各リリースや各楽曲のリミキサーに触れて、それこそ各リリースの聴きどころやリミックスのアプローチの違い等とも絡めて語っていくべきでしょうが残念ながらそれをするだけの時間やスペースはないので、もっと俯瞰した―――レーベル全体について語ってみたいと思います。
まず、今回の記念すべき100作目のリリースとなるこのミックス企画は非常に粋なことをしたな、と思いました。
少なくともこれほどまでにこのレーベルの持つ自由さと多彩なアーティストの妙を伝えられる作品は、それこそ過去の全リリースのアーティストを集めたコンピでもやらなければ難しいのではないかと。
しかし、コンピは一度やってしまっていますし、必ずしも全員集まれる訳ではないということを考慮すると、これがベストな作品と言い切ってしまって良いでしょう。
少なくとも今回のミックスを聞いていても、ロックからアンビエントからアコースティックな歌モノにノイズミュージックやエレクトロニカ等の実験音楽とジャンルはバラバラでレーベル全体の雰囲気を伝えるには誰一人欠けることなく作品に参加する必要があったように見受けられます。
例えば、特定のジャンル等に特化したレーベルであれば、ある程度核となるアーティストが参加することでそのレーベルの色を伝えることは可能でしょう。
ですが、迷われレコードは例えばヘヴィメタルだろうと、ドローンだろうと、トランスだろうと(おそらく)リリースしてしまう訳ですから、レーベルの色を伝えるにはもう、全アーティストが参加できなければ意味がないのですね。
今回のミックス、リリース順に10作品毎の楽曲を繋げたものとなっていますが、こうやって俯瞰して見てみると特に初期はインディーロック的な宅録サウンドが多く感じますが、これは迷子氏の言葉を借りるなら"心が折れそう"になりながら多数の名義を使い分けレーベルという体裁を繕っていたためです。
ただ、その中でもエレクトロニカや前衛音楽への呼び水となっているユウタイサンセットやyuramekiストローク等、その後レーベルが歩む音楽性の広さが垣間見える点は非常に面白い点だと思います。
無論、ロック系の楽曲でも比較的簡素なサウンドの緑色少女やシューゲイザーなkangaroo girls等、インディーロックという言葉に集約されそうではあるがこちらも多彩なアプローチを行っていることも見逃せない所です。
そうやって、迷子氏が多数の名義を使いあらゆる音楽をリリースしたことで集まったアーティストはその音楽ジャンルだけを見れば共通性の欠片もないラインナップですが、レーベルメイト同士で普通に交流してしまっているというなんとも特異なレーベルになっています。
最近、おそらくtwitterで見かけた意見ですが"ネットレーベルという言葉で一括りにしても良いものか(確かこのような内容だったかと思います)"―――確かにその意見には賛成できない訳ではないですが、あるシーンが一番面白いのは分類しきれずに水も油も玉も石もあらゆるものを強引に一つに纏めた状態なのではないかと思います。
なんでもあるということはシーンの全容が見えないということ、毎日の様にイレギュラーなものが登場してくる余地があるということな訳ですから、それは非常に新鮮でワクワクできるものです。
そしてそれは、まさに実験音楽が出てきたと思ったらポップな歌モノが出てくる様な迷われレコードはその面白さを体現した存在とも言えるでしょう。
そんなジャンルを軽々と飛び越えて交流するアーティストが日夜新しいものを作り出しています。
また、それをすぐ傍から見ていられるのはとても面白い体験です。
今回のアルバムには、(特に迷われレコードに触れたことがない方にとっては)次々と出てくる新しい出会いに満ち溢れています。
それでいて、その全てが迷われレコードという言葉で一つに括ることもできるという二面性を持っている、愉快で楽しい音楽達です。
少なくともこの作品を聴いて、今後リリースする作品も多彩なジャンルでありながら決して違和感を感じない、『迷われレコード』というジャンルの音楽なのだろうな、と思います。
最後に、この作品を聴いて迷われレコードはもちろんですがそこから作品をリリースするアーティスト達に興味を持って頂けることを祈りつつ、筆を置かせていただきます。
一リスナー、一レーベルメイト、そして一ネットレーベル主催として、山岡迷子氏に尊敬の念を込めて。
599(アイマスだと律ちゃんがかわいいと思います)
■100作目のリリースを迎えて
これまでとこれからの皆様の音楽への愛に感謝を込めて。
迷われレコード主宰 山岡迷子
この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本ライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/2.1/jp/
ラベル:コンピレーション