2014年06月08日

154 : もいちどミュージック 『Moichido Music』

154個目のリリースはソロユニット、もいちどミュージックによる3曲入りEPです。
今作は、ブレイクビーツやダブを通過したシンプルな無駄のない浮遊感溢れるトラックに、ポエトリーディングのような文学的な歌詞が歌われるというスタイルで作られており、日本人にしか作ることのできない、とても感情豊かで叙情的な作品となっています。
特に2曲目"また会いに行くよ"では歌詞で詳細に情景が描写されており、決して主張しすぎない音と音の隙間が意識されたバックトラックがその情景をキラキラと演出しており、もいちどミュージックの音楽の魅力がよくわかる1曲となっています。
また、自身でも注目してほしいと述べている歌詞はこのEPの大きな特徴となっており、描写やキーワードの選び方などセンスが光っています。

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1.グッドアフタヌーン



 
2.また会いに行くよ




3.ヴィクトリードライヴ





zipファイル(24.1 MB) 全3曲(14分)


もいちどミュージックのコメント
みなさま初めまして、
“もいちどミュージック”と申します。

今回この作品では、
我ながらとても素敵な歌詞が書けたと思います。
是非、その辺を注目して頂けたら嬉しいです。

いつか鞄の片隅に忍ばせておけるような
詩集を作りたいと思っています。

この作品がそれへの足がかりになればと思い、
今回発表させて頂きました。

きっとみなさまにも気に入ってもらえると思っています!

そんな“もいちどミュージック”を、
これからもよろしくお願い致します。


Twitterやってます。是非、覗いてみて下さいね。

Twitter : https://twitter.com/moichidomusic


YouTubeでは以前発表した楽曲もご覧頂けます。
そちらの方もよろしくお願い致します。

YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCL0yYrEd9oSPwARnWJvb2Nw







この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示 - 継承 2.1 日本ライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/








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2014年04月06日

147 : Hol3000 『愚図共』

147回目ノリリースは名古屋在住のトラックメーカー、Hol3000による12曲入りフルアルバムです。
前作『擬態EP』(MYWR-125)以来となるこの作品では前作以上にサンプリングの元ネタは増えており、デトロイトテクノもヒップホップもドラムンベースもUKロックも、カオスティックに飲み込んでぐちゃぐちゃに消化してできた作品となっています。"緞帳"から始まり、"終幕歌"、"謝辞(殺処分)"と終わっていく今作は演劇的、演芸的なアルバムとなっており、雑種雑多なジャンルのサンプリングを通して1つの世界における1人の主人公がめまぐるしく活躍している姿を見せられているような印象を受けます。
序盤2曲目"異獣"における爆発する疾走感や、倒錯的で甘いビーツが繰り返される中盤の6曲目"盲愛"など、見どころがいくつもある作品です。

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1.緞帳




2.異獣




3.大暗室




4.四谷残酷劇




5.月下美人




6.盲愛




7.舌切雀




8.駄馬




9.古虎渓




10.他所者




11.終幕歌




12.謝辞(殺処分)





zipファイル(58.0 MB) 全12曲(41分)





Hol3000のコメント
ご無沙汰しております。Hol3000でございます。
昨年のEPに関しましては、皆様に大変お世話になりました。
あれよりぶつ切りにしてまいりましたサンプルが大分溜まりましたので、これらをひとまとめにし、再び迷われレコードよりリリースする運びとなりました。大変喜ばしいことであります。
今回の作品に関しましてはサンプリング元のアーティスト名を列挙致します。
どうぞ答え合わせをなさってくださいませ。

Jenny Wilson, Flying Lotus, Gallon Drunk, Death from Above 1979, Vanilla, Blur, Mr. Oizo, Paul Weller, Fatboy Slim, Gossip, Holy Fuck, The Emperor Machine, Joy Division, Siouxsie, Marilyn Manson, LCD Sound System, Will Self, DB Shrier Quartet, Bobby Lollar & Pete Beaver's Band, Boris, Goose, Anna Kaufen, Erik Satie(順不同)

https://twitter.com/Hol3000
https://soundcloud.com/hol3000














この作品は、著作権を放棄しています。

posted by 山岡迷子 at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | hiphop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月12日

110 : Stay On, Or Not 『ScrapBook-0.5』

110回目のリリースはStay On, Or Notによる3曲入り作品集です。
本作はオーガニックな要素を持ったブレイクビーツ曲が3曲収録されており、
柔らかい感触を持つアコースティック楽器やボイスの細かく切断されたサンプリングと、
ストイックに構築された乾いたブレイクビーツのトラックが見事に混じり合っています。
特に、シャーマニックな女性ボーカルが幾重に重ねられた1曲目"夢"は
現実と虚実が入り混じるまさに夢うつつな雰囲気を持っており、
何回でもループしたくなるような魅力を持っています。

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1 夢




2 生活




3 多忙







zipファイル(10.3 MB) 全3曲(10分)



Stay On , Or Notによるコメント
はじめまして、Stay On,Or Not 略してSOONと申します。
「Stay on,or not?」というのは「このままなのか、そうでないのか」という意味で
迷われレコードともどこか繋がっているような不思議な縁を感じます。
曲としましては「意味の再構築」をテーマに欠片を拾い集めていくつかの形にしました。
よかったら聴いてください。

URL:http://stayon-ornot.tumblr.com







この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示・非営利 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/





ラベル:Stay On, Or Not
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2012年09月22日

82 : yzox - Beatles vs EP

82弾リリースはBeatlesの演奏にヒップヒップをマッシュアップさせたユニークな意欲作、
『vs Beatles EP』(MYWR-067)が記憶に新しいyzoxによる新作です。
今作ではタイトルからも連想させるように前作を反転させた内容で、
ファンクの楽曲にBeatlesのボーカルをマッシュアップしており、
聴いているとファンクバンドと楽しそうに歌っているジョンとポールの姿が浮かんできます。(もちろんジョージとリンゴもいる)
4曲目"Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band vs Rhythm Heritage - Theme from SWAT"でのまさに「vs」の形容がふさわしいガチ対決っぷりは必聴です!!

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01 Beatles - Get Back vs Banbarra - Shack Up




02 Beatles - Come Together vs The Winstons - Amen Brother




03 Beatles - Strawberry Fields Forever vs Pleasure - Let's Dance




04 Beatles - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band vs Rhythm Heritage - Theme from SWAT






zipファイル(13.6 MB) 全4曲(10分)



yzoxのコメント
前回迷われレコードからリリースしていただいた『vs Beatles EP』
このEPの片割れを作ろうと思い今回リリースしていただきました。
サンプリングで定番の元ネタを使いBeatlesのファンキーなMashupができたかと思います。
Beatlesって面白い!と感じていただけたらこれ以上の喜びはありません。
前作がBeatlesのトラックを使ったもの、今回はBeatlesのアカペラものを使い、
2つで一つの作品に慣れたら、もしくは思っていただけたら幸いです。

Soundcloud : http://soundcloud.com/yzox








この作品は、著作権を放棄しています。




ラベル:yzox
posted by 山岡迷子 at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | hiphop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月05日

77 : BOOL『ポエムコア女学園』

77個目のリリースは、「ポエムコア」という新たな音楽の形を提唱するBOOLによる4曲入り作品集です。
アンビエントやアブストラクトを飲み込んだ電子音楽のトラックの上に乗せられる
虚構と現実を行きかう物語性の高いポエトリーの朗読はどこか不穏でシュールですが、
不思議と頭にスッと入ってきて、大きな印象を残していきます。
先日Nodisco Recordsからリリースされた『モテリーマンEP』[ndr-023]と併せて聞きたい一作です。

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1:『マッドポエトリーハイスクール_第一話』




2:『ストロベリーオンザプラネット』




3:『ド稼働部隊007』




4:『 ポストポエトリー女学園01』







zipファイル(35.7 MB) 全4曲(33分)



BOOLのコメント
この作品は、ポエムコアです。
ポエムコア (poem core) とは、
アニメ、お笑い、ゲーム ラジオ
といった サブカルチャーの影響を元に、 
演劇的であり 音楽的である 
詩の 朗読形態 です。
BOOLは「現代詩朗読ポッドキャストBOOL」
にて 作品を ポッドキャスト配信しています。
サイトURL http://boolpod.seesaa.net





この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/



ラベル:BOOL
posted by 山岡迷子 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | hiphop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする