2014年08月17日

162 : cananga node "archimedes e.p."

162回目のリリースは大阪で活動を行う4人組のポストロックバンド、cananga nodeによる4曲入りEPです。
バンドアンサンブルが非常に丁寧で、展開構成がよく練られた作品となっています。
轟音の隙間に聞こえてくる柔らかい男女混成のボーカル、低音がかなり強めに強調された太いベース、ディレイやディストーションが多用されるギターラインの重なり、硬く乾いた音を中心に組み合わされるドラムセット、それぞれの楽器が重要な歯車となって噛み合って1曲1曲を作り上げています。
特に表題曲の3曲目"archimedes"はウッドベースとエレピが使用されていることもあり、その憂いを帯びた叙情的なメロディーがいかんなく発揮された大作です。コントラストとなるように鋭く刻まれるギターのサウンドが楽曲に一層の立体感を与えており、後半に突如がらっとかわる曲の表情は注目すべきポイントです。

0430-0509.png


1. enjitsuten




2. sheen




3. archimedes




4. lull






zipファイル(21.7 MB) 全4曲(21分)




cananga nodeのコメント
大阪で活動している、cananga nodeというバンドです。このたび迷われレコード様より作品をリリースしていただけること、大変感謝いたします。
広がる景色や私たちの心の動き、そのひとつずつすべてが異なる「音」だと思っています。その「音」がいろいろな物語を作って、毎日は続いて行くのかなと。canangaの曲には、ひとつずつ物語があります。聴いて下さる皆さんの前に、景色が見えたらいいなと思っています。そしてそれが、私たちと同じだったら、最高です。

ホームページ:http://www.cananganode.com/









この作品は、クリエイティブ・コモンズの表示−非営利−継承 2.1 Japanライセンスの下でライセンスされています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.1/jp/



posted by 山岡迷子 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | rock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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