USインディーやエモロックを通過したサウンドクオリティは高く、非常に活き活きとしています。
特に、バンドであることを最大限に活かしたnemo asakuraとjacky2人による流暢な英語詞ボーカルとギターのハーモニーは美麗でエモーショナルです。
nemo asakura節全開な爽やかな疾走感のある2曲目"every single harmony"と
jacky主導によるしっとりとしたバラード曲な4曲目"sleep tight"は今作のハイライト。

zipファイル(38.3 MB) 全5曲(24分)
Braspatsのコメント
どうもみんなの性奴隷、nemoasakuraです。
少し、昔の話をしようか。あれは僕が世田谷のとあるFラン大学で2回目の三年生を謳歌していた春のことである。
僕はその大学で軽音楽サークルに所属していたのであるが、そのサークルは例のアニメしかり、ほとんど楽器の練習などしている輩はおらず、そのころにはすっかりアニメ、漫画、特撮、ゲーム、ギャンブル同好会となっており、サークルメンバーはオタクかパチンカスかアル中しかいないという有様であった。
その年の新歓ライブも終わり、どれ新入生のツラでも見に行くかと、サークルに顔を出したのであったが、
その中に妙な一年生がいた。
そのいかにも童貞風のいでたちの男はベースアンプの前を陣取り、ノリノリでJoy Division のDisorderのベースラインを弾いていた。
彼の本名はちょっと思い出せないが、大正の文豪みたいな仰々しい名前であった為、名前負けしていてムカつくからと、彼のジャッキー・チェンのような顔立ちから『ジャッキー』とあだ名をつけた。
一般的には知られていないが、大学生にもなってJoy Divisionのベースを弾いてる野郎というのは、往々にして童貞である。そんな彼を一目見て僕はニヤリとしたのを今でも鮮明に覚えている。
「こいつはいいパシリになるにちがいない」
果たしてそれはその通りであった。腹がへったらマックポークを買いに行かせ、暇だと思えば一晩中アニメ鑑賞会につき合わせ、いやがる彼をメイド喫茶に連行し、メイドとチェキを撮らせたりした。
僕とジャッキーの関係は、彼が『合宿で女の布団に忍び込んだ』とかいうよくわからない罪でサークルを追われてからもなんとなく続き、彼がベースからギターに転向し、僕らが社会人になった今も続いている。
そんな僕とジャッキーとのプロジェクト、[braspats] GarageBandで曲のアイデアをやり取りしながら3ヶ月ほどで制作したEP、それが今作『monkey libido EP』である。
ジャッキーのせいで、普段の僕の楽曲に比べればエモパワー5割増といったところですが、結構な仕上がりだと自負していますので、どうぞ一聴の程、よろしくお願い申し上げます。
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nemoasakura twitter https://twitter.com/nemoasakura
jackey twitter https://twitter.com/jackyydog
nemoasakuraでした。
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ラベル:Braspats